入社1年目で財務・税務・法務の3級を取得した筆者が銀行業務検定試験を徹底解説

銀行員としてスキルアップを目指すなら、銀行業務検定試験は避けて通れません。特に、財務・税務・法務などの試験は実務に直結するため、新人のうちに取得しておくとキャリアの幅が広がります。

私は入社1年目で財務・税務・法務の3級を取得し、実際の業務でその知識を活かしてきました。本記事では、銀行業務検定試験の概要や難易度、効果的な勉強法を詳しく解説します。

銀行業務検定試験とは？

銀行業務検定試験は、金融業務の専門知識を問う試験で、銀行員や信用金庫職員を中心に多くの受験者がいます。

この試験には、財務・税務・法務・融資・預かり資産・外為など、さまざまな分野があり、それぞれ3級・2級・1級とレベル分けされています。

試験の目的

• 銀行員の専門知識向上
• 実務に役立つ知識の習得
• 昇進・昇格の要件として活用

私が1年目で財務・税務・法務の3級を取得したのも、基礎的な知識を身につけておくことで、日々の業務をスムーズにこなすためでした。

各試験の特徴と難易度

財務3級

概要

財務分析や決算書の読み方、資金運用などを学ぶ試験です。銀行員にとって、企業の財務状況を理解するスキルは必須のため、早めに取得するのがおすすめです。

難易度

比較的取り組みやすい試験ですが、簿記3級程度の知識があるとスムーズに学習できます。

おすすめ勉強法

• 過去問を3回解く
• 財務諸表の基本を理解する
• 計算問題に慣れる

税務3級

概要

法人税・所得税・消費税など、銀行業務に関わる税務の基礎を問う試験です。融資業務に携わる人には特に重要な知識となります。

難易度

税法特有の用語や計算があるため、暗記が必要ですが、基礎を押さえれば合格は難しくありません。

おすすめ勉強法

• 税法の改正点をチェック
• 過去問で計算問題に慣れる
• 重要な税率やルールを暗記

法務3級

概要

民法・会社法・手形小切手法など、銀行業務に関わる法律を学ぶ試験です。コンプライアンス意識が重視される金融業界では、法律知識が不可欠です。

難易度

法律用語に慣れるまでが大変ですが、条文を丸暗記する必要はなく、実務に沿った知識を学ぶことが重要です。

おすすめ勉強法

• 過去問を繰り返し解く
• 実務での適用例をイメージする
• 判例や事例を理解する

効率的な勉強法と合格のコツ

① まずは過去問を解く

試験の出題傾向をつかむため、最初に過去問を解くのが効果的です。特に、計算問題のある財務3級や税務3級では、過去問を解くことで出題パターンが見えてきます。

② テキストを読み込みすぎない

テキストの情報を全て暗記しようとするのは効率が悪いです。試験では実務で役立つ知識を問うため、細かい用語の暗記よりも概念の理解が重要です。特に過去問で頻出の部分に絞って学習しましょう。

③ スキマ時間を活用する

銀行業務は忙しいため、通勤時間や昼休みなどのスキマ時間を活用して学習しましょう。特に法務3級は、テキストを読み込むだけでも得点につながります。

銀行業務検定試験はキャリアにどう活かせるか？

銀行業務検定試験を取得すると、以下のようなメリットがあります。

• 昇進・昇格の加点対象になる
• 上司や先輩からの評価が上がる
• 顧客対応の質が向上する

特に、入社1～3年目で3級を取得しておくと、基礎知識が身につき、業務の理解度が格段に上がります。

まとめ

銀行業務検定試験は、銀行員にとって実務に直結する重要な資格です。

特に、財務・税務・法務の3級は基礎を固めるのに最適で、入社1年目からでも十分に合格を狙えます。

効率的な学習方法を実践し、スキルアップにつなげましょう！

マコ

証券外務員一種・二種・内部管理責任者資格取得者

LINE

金融機関に12年勤務。証券外務員一種・二種、内部管理責任者資格の他にAFPやFP2級技能士なども保有。