【合格者が解説】住宅ローンアドバイザー試験は簡単で誰でも受かる?勉強時間は過去問演習を2週間

- 住宅ローンアドバイザーの難易度ってどれくらい?
- 誰でも受かるって聞いたけど本当?
名刺で住宅ローンアドバイザーという肩書きを見たことはありませんか。
住宅ローンアドバイザー試験は、下記の2団体が実施しています。

住宅金融普及協会は講座の受講が必須。金融検定協会の試験の方が安価で取得できます。
私は金融検定協会が運営する「住宅ローンアドバイザー認定試験(HLA)」に合格しました。試験は択一式でとても簡単。公式の問題集を3週すれば合格できる程度の難易度です。


住宅ローンアドバイザーの有効期限は3年。私は継続試験を受けるのが面倒で継続していません。
今は資格喪失者ですね。

たしかに資格有効年月18/05って書いてあるもんね。
3年ごとに試験が必須って、ちょっと面倒だね。
本記事では金融検定協会が運営する住宅ローンアドバイザー認定試験に合格した私が、試験の内容、難易度、注意点について解説します。
住宅ローンアドバイザー試験とは
住宅ローンアドバイザーは、住宅ローンに関する専門知識を持ち、顧客に最適なローン選びのアドバイスを行う専門家です。
資格を取得するためには試験が必要で、以下の二つの団体が運営しています。

私は金融検定協会の住宅ローンアドバイザー認定試験に合格しました。
金融検定協会の住宅ローンアドバイザー認定試験(HLA)

金融検定協会ってどんな団体?

住宅ローンアドバイザー以外にもコンプライアンスオフィサーや事業再生アドバイザーなど様々な金融資格を運営する団体です。
金融機関で働いている人はなじみ深い人も多いでしょう。
金融検定協会の運営するする住宅ローンアドバイザー認定試験は、講座の受講などの条件は不要。誰でも受験可能です。
協会が実施する試験に合格すれば資格が得られます。
試験は5択50問、合格基準は60点以上。公式の問題集を反復演習すれば2週間程度で合格できます。

そんなに難易度は高くなさそう。
住宅金融普及協会の住宅ローンアドバイザー養成講座

住宅金融普及協会って、試験はないの?

試験の代わりに「効果測定」(テスト)が必要です。
住宅金融普及協会の住宅ローンアドバイザー養成講座は講座の受講が必須です。
住宅金融普及協会が主催する「養成講座」を受講し、効果測定(試験)に合格することで取得できます。
講座は「基礎編」と「応用編」に分かれ、Aコース(Web講座+会場試験)とBコース(会場講座+会場試験)があります。
合格率は80%前後と高めです。

金融検定協会よりも多く取得費用がかかります。
ただ、効果測定の合格率が高く、取得しやすいようです。
運営団体による試験の違い
2つの運営団体による住宅ローンアドバイザー試験の違いは以下のとおりです。
項目 | 住宅金融普及協会 | 金融検定協会 |
資格取得方法 | 養成講座受講+効果測定(試験) | 認定試験のみ |
講座の有無 | あり(基礎編・応用編) | なし |
試験の形式 | 正誤問題、計算問題 (テキスト閲覧可) | 5択50問 |
合格率 | 約80%前後 | 非公表 |
受験の手軽さ | 講座受講が必須でやや手間 | 試験のみで手軽 |
資格更新 | 3年ごとに登録更新手続きあり | 3年ごとに資格継続試験あり |

ざっくり分けると
金融検定協会・・・試験のみでハードルが低めだけどしっかり勉強しないといけない
住宅金融普及協会・・・講座の受講が必須だけど取得しやすい
って感じかな。
【金融検定協会】住宅ローンアドバイザー認定試験(HLA)の難易度
私は金融検定協会の住宅ローンアドバイザー認定試験(HLA)を受験し、合格しました。

実際受験して難易度どうだった?

それほど難しくありません。
他の金融検定協会の試験と同様に過去問を演習すれば、合格できる程度。
ただ、問題集にない問題も出題されるため、一定程度対策は必要です。
過去問演習で合格可能
住宅ローンアドバイザー認定試験(HLA)は、過去問の演習のみで合格できます。
試験は主に公式の問題集から出題されるため、講習をしっかりと受講し、内容を理解することが重要です。
住宅金融普及協会の試験を選ばなかった理由

なんで住宅金融普及協会の講座を受講しなかったの?

受験当時は住宅金融普及協会の存在を知りませんでした。
ただ、今から受験するにしても金融検定協会を受験するでしょう。
講座を受講する手間、取得費用などを考えると金融検定協会の住宅ローンアドバイザーで十分です。
どちらの試験を取得したとしても「住宅ローンアドバイザー」を名乗れます。
ただ、住宅金融普及協会はさらに以下の特典付きです。
- 「住宅金融普及協会 住宅ローンアドバイザー」登録者証(カード型)が交付
- 「住宅ローンアドバイザー」登録者検索サービス上に氏名、連絡先およびPRなどを掲示できる
- 「住宅ローンアドバイザー」専用サイトにアクセスできる

住宅ローンアドバイザーとして働くなら、住宅金融普及協会で取得した方がメリット多いかもね。
住宅ローンアドバイザー試験によくある質問
試験はいつ受けられる?
住宅金融普及協会の試験は年2回の募集、金融検定協会の試験は年3回(5月・11月・1月)全国の会場で実施されます。
金融検定協会の試験内容は?
金融検定協会の試験内容は、以下の5分野です。
- 住宅ローンの基礎知識
- コンプライアンス
- アドバイザーの社会的役割
- 住宅ローン受付から完済までの実務
- 住宅ローンの変動・変更・管理
まとめ
住宅ローンアドバイザー試験は、下記の2団体が実施しています。
適切な学習方法で準備すれば、金融や不動産の知識が少ない方でも十分に合格可能です。
ただし、取得後の更新料や有効期限については事前に把握し、資格の活用計画を立てておきましょう。