金融資格
PR

【7選】金融業界で働くために必要?就職・転職に活かせるおすすめ資格まとめ

マコ
記事内に商品プロモーションを含みます。
  • 金融業界で働くならどんな資格が必要?
  • 銀行へ転職するなら必須の資格はある?
  • 金融業界でのキャリアアップに必要な資格を知りたい

金融業界への就職や転職に、どんな資格が必要か迷っていませんか?金融業界は専門性が高く、レベルの高い知識が求められそうですよね。

しかし、求人案件を見ると、証券外務員や保険募集人資格など難易度が低く、入社後に取得すればいい資格が大半です。監査法人や税理士法人など業務独占資格が求められる業界以外は、資格の重要性は低そうです。

マコ
マコ

転職の決め手になるのは実務経験のようです。

ですから、転職して年収を上げたいという気持ちが強いなら、資格取得よりも転職活動に力を入れた方がいいでしょう。

「今の会社・仕事が好きだから、さらにキャリアアップを目指したい」という人には本記事を参考に自分に必要な資格を探してみてください。

主に金融業界で働くために必要な資格をまとめたので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。

マコ
マコ

地域金融機関で12年間勤務経験のある私が解説します。

自分に必要な資格の選び方

資格を取得することで、自身のキャリア形成に役立ちます。資格手当がつく場合もありますし、業務で活かせる知識が得られるため昇格・昇進につながるかもしれません。

  • 自分の能力に不安を感じる
  • 会社のキャリアプランに沿うだけでは心配
  • 会社に万が一のことがあっても生き抜くだけの知識を得たい

上記のような悩みがある人には、資格取得がおすすめです。ただ、資格試験に合格するためには時間もお金も必要。このため、どの資格を取得するべきか事前に十分チェックしておきたいですよね。

資格選びは、以下の観点から選ぶと失敗しません。

  • 合格までに必要な費用
  • 合格までに必要な時間
  • リターンが見込めるか
  • 自分の適性に合っているか

具体的に解説します。

合格までに必要な費用

合格までに必要な費用は資格試験を選ぶにあたって最も重要な項目です。かけられる費用が多いほど、試験合格までの期間は短くなるのが一般的です。

独学で勉強するよりも、分かりやすい講座を受講した方が短期間で合格できる、ということは感覚的にわかる話です。

資格試験合格に必要な費用
受験料
受験料+テキスト
受験料+テキスト+通学・通信講座料金

ですから、自分に許された費用と時間を確認して、かけるべき費用を検討しましょう。

マコ
マコ

時間に余裕があるから独学でも平気!

難関資格だけど必要な資格だから講座を受講して絶対に合格するぞ!

などです。

また、資格取得までに必要な費用は、資格により異なります。

試験合格までに必要な具体的な費用
証券外務員の場合・・・独学で数千円、予備校で受講すると3万円程度
税理士の場合・・・独学で10万円程度、予備校で受講すると100万円程度

最近は過去問をネット上に掲載するサイトやYouTubeなど無料で学習できるコンテンツが充実しています。一方、予備校や通信講座を受講した方が合格可能性は上がるはず。独学か講座のどちらを選ぶかは予算次第です。

自分がこれから受験する資格がどの程度費用をかけてもいいか、あらかじめ検討しておきましょう。

合格までに必要な時間

資格を取得する際に合格までに、必要な時間を把握しておくことは重要です。

代表的な金融資格の合格までに必要な勉強時間
証券外務員一種・・・80〜100時間
日商簿記2級・・・100〜200時間
FP1級・・・400〜600時間
公認会計士・・・4,000時間

上記はあくまで目安ですが、一口に金融資格と言っても、合格までに必要な勉強時間は大きく異なります。すでに自分が知識を持っている分野かどうかでも、勉強時間は異なります。

マコ
マコ

銀行で働いているから金融知識は十分ある

経済学部出身だから経済・金融に詳しい

などです。

また、勉強に十分時間を費やせる学生と日中は仕事で忙しい会社員では、合格までに必要な期間も異なります。

自分がどの程度の時間学習に費やせるか、無理のない計画で合格できるか、といった点に着目して資格を選びましょう。

リターンが見込めるか

資格を取得する際に忘れがちな点が「リターンが見込めるか」という視点です。

  • 資格手当があるか
  • 昇進・昇進にどの程度役立つか
  • 転職市場でどの程度評価されるか

上記のような視点は、趣味として資格を取得するなら考える必要はありません。しかし、資格取得に励もうとしている人の多くは、収入のために学習する場合がほとんどでしょう。

私の前職の金融機関では、資格取得しても助成金は1回のみ。昇格・昇進の要件に資格は必要でした。しかし、資格手当という制度がないため、収入は変わらず。中小企業診断士や宅建士等の難易度の高い国家資格保有者でも給料に反映されませんでした。

マコ
マコ

せっかく資格を取ったのに、収入が上がらないのは悲しいです。。。

今勤めている会社で年収アップが目指せるか、就職・転職でライバルと差がつけられるか、という観点で取得する資格を選びましょう。

自分の適性に合っているか

自分の適性に合った資格を選ぶことをおすすめします。資格取得のためには、継続して学習しなければいけません。

何度勉強しても「簿記がわからない」という人は、公認会計士を目指すのは難しいでしょう。

逆に「今まで法律について勉強したことはないけど、学生時代は暗記科目が好きだった」という人は税理士の勉強が向いているかもしれません。

自分のこれまでの得意な勉強科目などを思い出して、適性のある資格を選びましょう。

金融資格と言うと、数学やファイナンスの高度な計算が求められるイメージがあるかもしれません。しかし、資格試験ではほとんどが暗記中心。FPで言うと2級までは暗記で十分乗り切れるレベルです。

マコ
マコ

金融資格は意外に暗記で乗り越えられる試験が多いです。

金融業界で役立つおすすめ資格一覧

ここからは当サイトがおすすめする、金融業界で役立つ資格をご紹介します。

資格名種類難易度勉強時間合格率必要な費用業務との関連度特徴タイトル
証券外務員二種
一種
内部管理責任者
(1.0 / 5.0)
40〜60時間60〜70%数千円〜数万円金融商品の販売に必須金融機関で働くならほぼ必須詳細を見る
保険募集人資格【生命保険】
一般課程
専門課程
応用課程
変額保険販売資格
外貨建保険販売資格
【損害保険】
基礎単位
商品単位
(0.5 / 5.0)
10時間以内非公開0円保険商品の販売に必須全て一夜漬けで合格できるレベル詳細を見る
FP
(ファイナンシャルプランナー)
【国家資格】
3級
2級
1級
【民間資格】
AFP
CFP
(1.5 / 5.0)


(4.0 / 5.0)
3級・・・100時間程度
2級・・・150〜300時間
1級・・・400〜600時間
3級・・・70%以上
2級・・・40%〜60%
1級・・・10%程度
(※試験運営団体により異なる)
数千円〜数万円2級以上なら資格手当が付く場合も金融系国家資格で知名度抜群詳細を見る
日商簿記3級
2級
1級
(2.0 / 5.0)


(4.5 / 5.0)
3級・・・100時間程度
2級・・・100〜200時間
1級・・・500〜1,000時間
3級・・・70%以上
2級・・・10%〜30%
1級・・・10%程度
数千円〜数万円融資・審査業務に携わるならほぼ必須初学者には学習しづらい分野詳細を見る
証券アナリスト(CMA)
(3.5 / 5.0)
200時間40%〜50%程度10万円以上資産運用部門でキャリアアップを狙える合格後証券アナリスト協会に加入できる詳細を見る
宅地建物取引士
(4.0 / 5.0)
400〜600時間15%〜17%程度数万円〜10万円以上住宅ローン・アパートローンなどの融資業務で役立つ一部の銀行では独占業務が活かせる場合も詳細を見る
中小企業診断士
(4.0 / 5.0)
800〜1,000時間4%程度数万円〜10万円以上融資・コンサル業務で役立つコンサルに関わる国家資格詳細を見る
USCPA (米国公認会計士)
(4.0 / 5.0)
1,000〜1,500時間40%〜60%程度数十万円〜100万円外資系の会社で役立つ日本の公認会計士よりも難易度は低い詳細を見る
税理士
(4.5 / 5.0)
4,000時間10%〜20%程度数十万円〜100万円個別税務相談の独占業務が役立つ権威性抜群詳細を見る
公認会計士
(5.0 / 5.0)
2,500〜3,500時間10%程度数十万円〜100万円監査法人やコンサル業界で活躍できる独立や転職も視野に入る詳細を見る

難易度・勉強時間・費用などは、おおよその目安です。特に、勉強時間や費用は受験者の知識・能力で大きく異なります。これから資格を取得したいと考えている方が選びやすいように記載しておりますので、あらかじめご了承ください。

マコ
マコ

詳細は公式サイトなどでチェックしてください。

証券外務員

種類二種
一種
内部管理責任者
難易度
(1.0 / 5.0)
勉強時間40〜60時間
合格率60〜70%
資格を取得するメリット金融商品の販売が可能

証券外務員

証券外務員は、金融業界で働く上でほぼ必須の資格。金融商品の勧誘・販売に必要で、会社からの指示で受験するケースが大半。試験はCBTで任意の日時に受験可能で、合格すれば勤務先を通して登録も必要です。

マコ
マコ

金融機関の内定者なら取得しておきたい資格。

当サイトでは証券外務員試験に関する情報を広く発信していますので、よければ他の記事も参考にしてください。

≫ 証券外務員の試験に関する記事一覧

保険募集人資格

種類【生命保険】
一般課程
専門課程
応用課程
変額保険販売資格
外貨建保険販売資格
【損害保険】
基礎単位
商品単位
難易度
(0.5 / 5.0)
勉強時間10時間以内
合格率非公開
資格を取得するメリット保険の勧誘・販売が可能

保険募集人資格

保険募集人資格は、生命保険の販売や相談に関わる職種で必要となる資格。各保険の基本的な知識を学び、保険商品の法令や顧客の相談対応に関する知識が問われる試験が実施されます。

保険募集人資格は勤務する会社の指示で受講するため、原則個人で受験を申し込む必要はありません。

マコ
マコ

保険商品を取り扱う金融機関で働く場合は必要です。

FP(ファイナンシャルプランナー)技能士

種類【国家資格】
3級
2級
1級
【民間資格】
AFP
CFP
難易度
(1.5 / 5.0)


(4.0 / 5.0)
勉強時間3級・・・100時間程度
2級・・・150〜300時間
1級・・・400〜600時間
合格率3級・・・70%以上
2級・・・40%〜60%
1級・・・10%程度
(※試験運営団体により異なる)
資格を取得するメリット知名度抜群

FP(ファイナンシャルプランナー)技能士

FP(ファイナンシャルプランナー)技能士は、金融商品の知識だけでなく、税法や不動産など幅広い知識が問われる国家資格です。3級から1級まであり、商品の販売に携わる以上2級は取得しておきたいところです。AFPとCFPは、日本FP協会が認定する民間資格です。

マコ
マコ

3級・2級ならネットで受験可能。

日商簿記

種類3級
2級
1級
難易度
(2.0 / 5.0)


(4.5 / 5.0)
勉強時間3級・・・100時間程度
2級・・・100〜200時間
1級・・・500〜1,000時間
合格率3級・・・70%以上
2級・・・10%〜30%
1級・・・10%程度
資格を取得するメリット財務分析に必要な知識が身に付く

日商簿記

日商簿記は簿記の知識が問われる試験。簿記の試験は種類が多いですが、日商簿記試験が知名度が高くおすすめです。簿記は財務分析で必須の知識。金融機関で働くなら簿記を習得しましょう。

マコ
マコ

初学者は3級からの受験がおすすめです。

証券アナリスト(CMA)

難易度
(3.5 / 5.0)
勉強時間200時間
合格率40%〜50%程度
資格を取得するメリット資産運用部門でキャリアアップを狙える

証券アナリスト(CMA)

証券アナリスト(CMA)は、投資判断に役立つ情報を提供するための専門家です。企業の財務状況や業績、経済状況などを分析し、それらを基に投資判断を下すための情報を提供します。試験は一次試験、二次試験があり、受験するためには講座の受講が必須です。

マコ
マコ

合格後入会するためには、実務経験が必要です。

宅地建物取引士

難易度
(4.0 / 5.0)
勉強時間400〜600時間
合格率15%〜17%程度
資格を取得するメリット不動産取引では業務独占が活かせる場合も

宅地建物取引士

宅地建物取引士(宅建士)は、不動産取引で業務独占のある国家資格。物件の売買や賃貸の仲介、契約に関する重要事項の説明を行うための専門知識を有します。資格を取得するには試験に合格し、登録を完了する必要があります。

マコ
マコ

住宅ローン・審査業務に携わるならおすすめ。

中小企業診断士

難易度
(4.0 / 5.0)
勉強時間800〜1,000時間
合格率4%程度
資格を取得するメリットコンサルタント唯一の国家資格

中小企業診断士

中小企業診断士は経営コンサルタントの国家資格です。試験は一次試験と二次試験の合格後に講習も必要。一次試験では7つの分野から出題され、広範な知識が求められるため働きながら取得を目指す場合は科目合格制度を利用しないと厳しいかもしれません。

マコ
マコ

法人渉外・融資担当のコンサル資格。

USCPA (米国公認会計士)

難易度
(4.0 / 5.0)
勉強時間1,000〜1,500時間
合格率40%〜60%程度
資格を取得するメリット外資系企業で活躍できる

USCPA (米国公認会計士)

USCPA(米国公認会計士)試験は、3つの必須科目(財務会計、諸法規・税法、監査および諸手続き)と1つの選択科目(ビジネス分析と報告、税務コンプライアンスとプランニング、情報システムとコントロール)で構成されます。英語力も求められる試験ですが、日本でも受験できます。

マコ
マコ

日本の公認会計士よりは難易度が低いようです。

税理士

難易度
(4.5 / 5.0)
勉強時間4,000時間
合格率10%〜20%程度
資格を取得するメリット具体的な税務相談の助言が可能

税理士

税理士は、個別税務相談に乗れる業務独占の国家資格。試験科目は、簿記論、財務諸表論の必須2科目と税法科目の全11科目から選択して合計5科目を受験します。合格には、各科目で60点以上を取得することが必要です。

マコ
マコ

税理士は一生食いっぱぐれることのない職業でしょう。

公認会計士

難易度
(5.0 / 5.0)
勉強時間2,500〜3,500時間
合格率10%程度
資格を取得するメリット監査の独占業務、税理士にも登録可能に

公認会計士

公認会計士資格は監査業務に関する業務独占のある国家試験です。試験は短答式試験(財務会計論、管理会計論、監査論、企業法)と論文式試験(会計学、監査論、企業法、租税法、他選択科目)で構成されています。

マコ
マコ

合格できれば、税理士に登録も可能。

金融系資格が役立つ業界

銀行業界

銀行業界では、金融系資格が必要になります。特に、ファイナンシャルプランナーや日商簿記は、幅広い業務において必要とされます。リテールバンキングでは個人顧客への金融商品やサービスの提供を行い、コーポレートバンキングでは企業向けの融資や財務アドバイザリーを担当します。

証券業界

証券・投資業界では、証券アナリストや証券外務員資格が求められます。アナリストは市場の動向を分析し、投資戦略を策定します。ファンドマネージャーは投資信託や取引を管理し、トレーダーは金融商品を売買します。これらの職務において、金融市場や商品に関する深い知識と分析力が必要です。

保険業界

保険業界では、保険募集人資格やファイナンシャルプランナー(FP)が重視されています。保険代理店では顧客に対して保険商品の説明や契約手続きを行うために募集人資格が必要です。

コンサルティング業界

コンサルティング業界では、公認会計士や中小企業診断士が重宝されます。経営コンサルタントは企業の経営戦略の立案と実行を支援し、財務コンサルタントは企業の財務分析や資金調達のアドバイスを提供します。M&Aアドバイザーは企業の合併や買収の支援を行います。

金融系資格のよくある質問

金融系資格によくある質問をまとめてみました。

初学者にはどの金融系資格がおすすめ?

金融系資格の初学者には、FP (ファイナンシャルプランナー)技能士3級をおすすめします。

3級であれば暗記科目のため、集中して勉強すれば1カ月程度で十分取得可能。広範な金融知識が身に付き、取得して損はない資格です。

キャリアアップに有利な資格は?

昇格・昇進や転職に有利な資格としては、FP2級・日商簿記2級が挙げられます。

さらにハイクラス転職を狙う場合は、業務独占資格である公認会計士や税理士がおすすめですが、資格取得まで相当の時間と費用が必要なため、自分が歩みたいキャリアと合っているかどうかも踏まえて検討しましょう。

どの資格が一番難しい?

どの資格が難関資格かは個人の知識・経験によるところが多いですが、一般的には公認会計士や税理士資格が最難関と言われています。

まとめ

金融資格はさまざまな資格がありますが、まずは資格をどのようにキャリアに活かすかを考えることが優先です。

また、費用や必要な勉強時間など費用対効果も踏まえて、自分の経験がどの程度資格に活かせるかを考えて試験に臨みましょう。

サイト運営者
マコ
マコ
証券外務員一種・二種・内部管理責任者資格取得者
金融機関に12年勤務。証券外務員一種・二種、内部管理責任者資格の他にAFPやFP2級技能士なども保有。
記事URLをコピーしました