上司に厳しくされる人とされない人の違いを解説|自分だけがこんな目に遭うのは納得がいかない

- 上司が自分にだけ当たりが強い…
- 同僚には優しいのに、自分にだけ厳しいのはなぜ?

上司が僕にだけ厳しいのー
他の人には優しいのに。。。なんで?

上司が厳しいのは、あなたが「詰められやすい」性格だからでしょう。しかも、若くてあまり仕事ができない。
上司のストレス解消のために厳しく当たられている可能性もあります。
まずは仕事ができるように努力しましょう。上司に「こいつがいなくなると困るな」と、思わせるような努力です。
もし、成長するのが難しい環境であれば、転職するのも手です。
上司に厳しくされて「なんで自分だけこんな目に遭わないといけないんだろう?」と、悩んでいませんか?
私自身、新入社員の頃から上司に詰められやすいタイプでした。
- ミスが多い
- 失敗した原因を聞かれると言葉が詰まる
- 怒らなそうな雰囲気
上記の理由から周囲の同僚よりも厳しく指導されていたように思います。

入社当時は大規模店舗に配属されましたが、あまりに毎日怒られているため見かねた支店長により2年目から田舎の店舗へ人事異動される始末。
出来の悪い新入社員でした。

それで結局辞めちゃったの?

厳しくされたから退職したわけではありません。
年功序列で仕事しないおじさんがいる、などが退職した理由です。
その後も勤め続け、仕事のスキルも向上。上司から厳しく怒られる機会も減りました。しかし、仕事ができるようになると、周囲の働かないおじさんが気になり「この会社に将来性はないのではないか」と、感じて退職することに。
この記事では、上司が自分にだけ厳しい理由や、厳しくされる人とされない人の違いを解説しつつ、具体的な対処法を紹介します。
上司に厳しくされる人とされない人の違い

上司が僕にだけ厳しいの・・・
なんで?

そもそも厳しくされているのでしょうか?
上司は真っ当に指導しているつもりなのかもしれません。
周囲の人と自分の違いを見極めましょう。
上司に厳しくされる人とされない人には、次のような違いがあります。
項目 | 厳しくされる人 | 厳しくされない人 |
---|---|---|
業務知識・スキル | 不足している | 十分な経験がある |
ミスの報告 | 報告が遅れがち | こまめに報告する |
指示に対するリアクション | 指示に対して無表情や曖昧な反応 | 「わかりました」と明確に答える |
上司とのコミュニケーション | 必要最低限の会話のみ | 雑談などを交えつつ関係を築く |
仕事の姿勢 | ミスを指摘されても言い訳する | 「次から気をつけます」と素直に受け止める |

忙しいくて、上司の話をまともに聞いていなかったかも・・・
僕に問題があったのかな。

自分に問題があるとは限りません。
上司側に問題がある可能性もあります。まずは自分の経験や日頃の勤務態度を見直すことから始めてみましょう。
①業務知識・スキルが違う

知識がなくて上司の言っていることが全然理解できないの。
知識やスキルが足りないと、業務の理解が浅くなり作業が遅く、ミスが発生しやすいです。
ミスや業務の遅さに、上司も思わずイライラしてしまうでしょう。
経験を積んで仕事を理解している人は、ミスが少なく業務も円滑に進みます。上司も安心して任せられるため、口出しされることが減ります。

業務知識・スキルは一朝一夕では身に付きません。
日々、成長するために努力しましょう。
②ミスの報告

ミスをした自分が嫌になるなぁ。
怒られるから報告するの遅れがちになっちゃう。
ミスを隠したり、報告が遅れると上司の信頼を失い「安心して仕事を任せられない」と、思われてしまいます。
小さなことでも早めに報告し、対応を相談できる人は、信頼されやすく上司の対応も穏やかになります。

私もミスは多いので、気持ちはよくわかります。
ただ、ミスをした時こそ早めに上司に相談しましょう。
③指示に対するリアクション
指示に対する反応が薄いと「理解しているのか不安」「やる気がないのでは」と誤解されかねません。

だって怒った上司の話が長いんだもん。

きちんと聞いておきましょう。
怒る側もつらいのです。
はっきりと返事をすることで、意思疎通がスムーズになり、上司も安心して次の指示を出しやすくなります。
④上司とのコミュニケーション
業務連絡しか話さない人は、上司との関係が築きにくく、少しのミスでも厳しくされがちです。

だって、仕事以外で関わりたくないんだもん。

仕事とプライベートを分けるというのも考え方の一つ。否定はしません。
しかし、仕事を円滑に進めるために多少の雑談は必要です。
無理をして、飲み会やゴルフなどのプライベートな時間を犠牲にする必要はありません。
しかし、仕事に支障が出ない範囲で雑談などは必要。適度な距離感を保てる人は、信頼関係ができやすくなります。
⑤仕事への姿勢が違う
「自分が悪いわけじゃない」と言い訳が多い人は、上司の指導がエスカレートしやすくなります。

だって、本当に僕は悪くないんだもん。

ミスや失敗は真摯に受け止めましょう。
言いたいことはぐっと我慢して、自分の不出来を認めましょう。
ミスを認めて改善する姿勢がある人には、上司も過度に責めることなく、今後の成長を見守ってくれるようになります。
自分だけが厳しくされる理由は上司にもある

結局、僕が悪いってこと?
つらい・・・

上司に理由がある場合もあります。
上司から厳しくされる原因は、自分にあるケースが大半。
ただ、注意する上司側に原因があるかもしれません。以下では、上司の目線に立って考えてみました。
①期待値が高いから
上司があなたに期待しているからこそ、あえて厳しい言い方をするケースがあります。

勝手に期待されても困るなぁ。

過度な期待をしている場合もありますが「俺が若い時はもっと仕事できていたけどな」と、自分と比較して期待している可能性もあります。
「この人はもっとできるはず」と思っているからこそ、細かく指摘したり、厳しい口調になるケースが考えられます。
②パワハラ的な言動が習慣化している
昔ながらの「怒って育てる」が染みついている上司の場合、厳しさが行き過ぎてパワハラになっていることもあります。

パワハラはやめてよ。

昭和の文化で「部下を怒って育成することが部下のためになる」と、考えている上司の元では働く気がしませんね。
厳しさを美徳と考えている上司のもとでは、成長する前に心が折れてしまうかもしれません。会社に人事異動を申し出る、労働組合に相談するなどの対処方法を検討しましょう。
③指導力がない
叱ることはできても「どう改善すればいいか」を説明できない上司もいます。

指導できないってことだよね?
そんなので上司になれちゃうの?

年功序列の企業であれば、指導力の無い上司がいても不思議ではありません。
上司によっては、部下を持つ経験もまだ少なく、指導できるレベルにない場合もあるでしょう。
こうした上司に当たると、部下にとっては「何が悪いのかも分からず怒られている」状態になり、萎縮してしまいます。

経験豊富で優しい上司だといいのにな。

経験が少ない上司が一定数いるのは仕方のないことです。
上司も指導方法がわからず、困っているのかもしれません。
言い方が厳しい上司への対処法

厳しい上司には具体的にはどうすればいいの?

うまくコミュニケーションをとりましょう。
上司の言い方がきついと感じたときは、以下の対処法を検討してみてください。
①内容に集中する
厳しい口調でも、言っている内容自体は正しいことも多いです。
「なぜ怒られたか」「どこを直せばよいか」だけに意識を向けてみましょう。

企業の文化であることが多く「人格に問題があるから言われている」とは考える必要はありません。
②報連相(ほうれんそう)を強化する
厳しい上司は「情報不足」に敏感なことが多いです。こまめな報告・相談を意識するだけでトーンが柔らかくなるケースもあります。

どんなに仕事ができても、報連相がない人は「何をしているかわからない人」と評価されてしまいかねません。
③リアクションは大きく、素直に受け止める
厳しい言い方をされても、「はい」「すみません、すぐ改善します!」などと明るく・素直にリアクションするだけで、上司の苛立ちが和らぐことがあります。

相手の意図を理解しようとする姿勢と、しっかり伝えるリアクションは、それだけで評価されるでしょう。
上司がきついときにやってはいけないNG行動
上司が厳しいときに、以下の行動は事態を悪化させる可能性があるため避けましょう。

私が若い時に行ってしまったことのあるNG行動です。
みなさんは上司といい関係を築いてください。
①黙り込む
怒られている際に黙り込んでいると「反抗的な態度」や「話を聞く気がない」という誤解を招きやすいです。
上司との関係性をさらに悪化させる原因になることがあります。

怒られるとつい黙っちゃうな。

私も怒られると、何も喋れなくなってしまうタイプだからよくわかります。
ですが、黙っていてはお互いに時間を無駄にしてしまいます。
また、反抗的な態度に見える場合もあります。基本的には聞く姿勢を保ち、意見を求められたら反省の弁を述べましょう。
②感情的に反発する
怒りに任せた行動は、トラブルの火種になりやすいためNGです。

厳しく言われたらこっちもムってなっちゃうな。

感情的になってはいけません。
冷静に話すように心がけましょう。
③陰口を言う
厳しくされたからといって、上司の陰口を言ってはいけません。
職場の人間関係がさらに悪化し、上司との信頼関係が損なわれる可能性があります。

同期との飲み会って上司の悪口の言い合いになっちゃうよね。

上司の悪口を言うのはやめましょう。本人に伝わると思った方がいいです。
愚痴を言うなら、仲のいい身内の間だけにしておきましょう。
状況がより悪化する可能性があります。
上司が厳しいのは自分だけ?悩んだら行動を変えてみよう
上司が自分にだけ厳しいと感じたら、「期待の裏返し」か、「誤解や相性の問題」であるケースが多いです。
まずは冷静に状況を分析し、報連相の改善やコミュニケーションの工夫で解決を目指しましょう。
もし、理不尽な言動が続く場合は、パワハラとして適切な機関に相談するのも重要です。
「自分だけが厳しくされている…」と悩んでいる方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。