金融資格
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日商簿記の難易度を徹底解説!合格のための勉強法とおすすめ教材

マコ
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  • 簿記は難しい資格?
  • 独学でも合格できる?

「簿記にチャレンジしてみようと思うけど、『わけがわからん』って評判だから勉強できるか不安・・・」と、感じていませんか?

簿記はビジネス資格として人気。中でも日商簿記検定は、取得すれば就職や転職時に有利になる可能性も。一般教養としても知っておきたい知識です。

しかし、簿記はクセの強い学問です。本屋の参考書を手に取り「何が書いてあるのかわからない・・・」と感じる人も多いでしょう。スクールや通信講座で学習することをおすすめします。

本記事では、日商簿記2級を保有する筆者が簿記の難易度を解説します。

他の資格と比較した難易度を理解することで、「この程度の難易度なら3級にチャレンジしてみよう」「自分に簿記は難しそう。他にもっと関心のある資格を取得しよう」と行動に移していただけると幸いです。

  • 簿記は3級までなら独学でも簡単に取得できる
  • 通信講座による学習がおすすめ
  • 簿記を学習するなら2級まで取得してみよう

【級別】簿記の難易度を比較

簿記の難易度を級別にまとめました。

項目3級2級1級
対象者簿記を初めて学ぶ初心者向け実務に活かしたい人向け高度な会計知識が必要な人向け
試験範囲商業簿記の基礎知識商業簿記+工業簿記商業簿記+工業簿記+会計学+原価計算
難易度
(2.0 / 5.0)
(3.0 / 5.0)
(4.5 / 5.0)
合格率(目安)約40〜50%約15〜30%約10%
合格基準70点以上(100点満点)70点以上(100点満点)70点以上(100点満点)
必要な勉強時間(目安)100時間100〜200時間500〜1,000時間
試験形式CBT試験(随時受験可能)CBT試験または統一試験統一試験(6月・11月の年2回)
試験時間60分90分4時間(午前2時間、午後2時間)
合格のメリット家計管理や基礎経理に活用就職・転職でのアピールに有利専門職(税理士、公認会計士)への道が開ける
推奨の学習方法テキスト+問題集の独学でも可独学または通信講座が有効専門学校や講座の活用推奨

3級|合格率は40~50%程度、勉強時間100時間程度

簿記3級はこんな人におすすめの難易度

  • 商業簿記の基礎を学ぶ
  • 高校生や初めて簿記を学ぶ社会人
  • 独学で勉強したい

3級の難易度は比較的低く、初学者でも100時間程度の学習で合格を目指せます。受験者の多くが学生や初心者で、合格率は40~50%程度です。

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簿記は慣れない初心者は戸惑いがち。

通信講座による学習がおすすめですが、3級の取得だけを目指すなら独学でも合格できます。

書店で自分に合いそうな参考書とYouTubeの無料動画を参考に勉強してみましょう。

2級|合格率は15~30%程度、勉強時間100〜200時間程度

簿記2級はこんな人におすすめの難易度

  • 就職・転職で有利になりたい
  • 経理業務でキャリアアップしたい
  • 簿記が面白いと感じた

2級は合格率が15~30%と低く、商業簿記と工業簿記の理解が必須です。

特に工業簿記では、原価計算や製造業の特有の概念が問われるため、実務の知識がないと苦戦することがあります。

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2級は工業簿記も加わり、難易度がアップ。3級に合格しても苦戦すると思います。

通学講座・通信講座など質問できる環境で学習がおすすめです。

1級|合格率は10%程度、勉強時間500〜1,000時間程度

簿記1級はこんな人におすすめの難易度

  • 簿記のスペシャリストになりたい
  • 公認会計士・税理士を目指す
  • 簿記にハマったからとことん勉強したい

1級は高度な会計理論や原価計算、税法などが試験範囲となり、合格率は10%以下です。試験内容の専門性が高く、合格には計画的な学習と長期的な取り組みが必要です。

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1級は簿記の最高峰資格。税理士・公認会計士を目指す人でも難しい試験と言われます。

通学講座・通信講座など誰かに教わらないと、合格は相当厳しいでしょう。

簿記の難易度を他資格と比較

日商簿記と並んで人気のある資格には、FP(ファイナンシャルプランナー)や宅建士があります。

簿記と難易度を比較してみました。

金融業界で役立つ資格について知りたいと感じた人は次の記事も参考にしてみてください。

≫ おすすめの金融業界で役立つ資格

ファイナンシャルプランナー

種類【国家資格】
3級
2級
1級
【民間資格】
AFP
CFP
難易度
(1.5 / 5.0)


(4.0 / 5.0)
勉強時間3級・・・100時間程度
2級・・・150〜300時間
1級・・・400〜600時間
合格率3級・・・70%以上
2級・・・40%〜60%
1級・・・10%程度
(※試験運営団体により異なる)
資格を取得するメリット知名度抜群

FPは資産運用やライフプランニングなどの知識が必要な資格。簿記とも比較される人気資格ですが、簿記との学習分野はほぼ変わらず。3級の合格率は例年70%以上と簿記よりも高いです。試験内容は、一部の計算問題を除き暗記に頼る部分が多く、暗記が得意な人にとっては簿記よりやや難易度は低いと思います。

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簿記と比較されることが多いFP。しかし、暗記が中心の学習のため簿記より難易度は低いと思います。

宅建士

難易度
(4.0 / 5.0)
勉強時間400〜600時間
合格率15%〜17%程度
資格を取得するメリット不動産取引では業務独占が活かせる場合も

宅建士は不動産業界で求められる資格で、物件取引や法律知識が試験の中心です。ほぼ暗記がメインの試験で簿記よりも覚えるべきことは圧倒的に多いです。合格率・勉強時間で比較すると、簿記1級程度の難易度。

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簿記1級よりは初学者向けの試験かもしれません。しかし、暗記すべき項目が多く難易度は高いです。簿記と異なり、年に1回しか試験が実施されないという点も注意。

学習方法とツール

日商簿記の学習方法は、独学と予備校の2つに大きく分かれます。独学の場合、市販の教材やYouTubeの解説動画を活用するのがおすすめです。特に過去問は重要で、出題傾向を把握する上で欠かせません。

予備校に通う場合、プロの講師による指導で効率よく学習が進みます。また、模擬試験や個別指導を利用できる点もメリットです。最近では、オンライン講座や学習アプリが増え、働きながらでも取り組みやすくなっています。

試験対策のコツ

試験対策には計画的なスケジュールが欠かせません。合格者の多くが「過去問の反復」を推奨しており、特に出題頻度の高い論点に集中することが重要です。

試験直前には、新しい内容を詰め込むよりも、ミスを減らすための確認作業に重点を置きましょう。問題を解く際は、時間配分を意識して模擬試験を繰り返し、本番に備えることが大切です。

まとめ

日商簿記検定は、ビジネスの基礎となる会計知識を証明する重要な資格です。3級から1級まで段階的に学習を進めることで、着実にスキルアップが可能です。

学習方法は独学と予備校のどちらも選択肢としてあり、自分のペースと生活スタイルに合わせて選べます。特に近年は、オンライン学習ツールの充実により、より柔軟な学習環境が整っています。

合格に向けては、計画的な学習スケジュールの立案と、過去問演習の徹底が重要です。また、合格後のキャリアパスを見据えた学習アプローチを取ることで、より効果的な資格活用が期待できます。

サイト運営者
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証券外務員一種・二種・内部管理責任者資格取得者
金融機関に12年勤務。証券外務員一種・二種、内部管理責任者資格の他にAFPやFP2級技能士なども保有。
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