信用金庫に落ちた!地元出身者しか採用しないって本当?元職員が受かる人の特徴を解説

- 信用金庫の採用試験に落ちた
- 採用されるの地元出身者だけ?
信用金庫の採用試験に落ちて「地元出身でないと採用されないのか」と感じていませんか。
- 地元出身者の方が長く働く傾向にある
- 「地元へ貢献したい」という志望理由が理解されやすい
上記の理由から、地元出身者の方が信用金庫への就職は有利です。

やっぱり地元出身者が有利なのかぁ。
ですが、地元出身者以外にもチャンスはあります。
最近は都心部に人口が集中しており、地方では多くの企業が人手不足。信用金庫も優秀な人材は確保したいはず。
私が信用金庫で働いていた際に優秀で長く勤務していた人には、以下のような特徴がありました。
- 試験勉強に抵抗が無い
- 金融の仕事に興味がある
- 事務仕事が丁寧
- 地元のことが好き
- コミュニケーション能力が高い
上記の特徴にマッチする人ならば、信用金庫に落ちる可能性は低いでしょう。

働いていたマコさんはどうだったの?

金融も地元のことも好きでしたが、コミュニケーション能力が低かったです。
12年間勤務していましたが、上司との関係に悩み退職することにしました。
私が就職活動をしていた時期はリーマンショックで大変苦労しました。政府系金融機関を志望しましたが、結局採用されたのは地元の信用金庫のみ。入社してみると、薄給でノルマも厳しく昭和の気風が残る弱小の信用金庫でした。

皆さんには私のように新卒で入社する企業を失敗してほしくありません。
他の信用金庫、企業で採用を勝ち取ってください。
採用試験に落ちたからと言って、落ち込む必要はありません。対策を立てて次の企業の面接対策をしましょう。対策を立てるのは一人では厳しいです。
信用金庫の採用動向を熟知したエージェントを活用すれば、非公開求人や面接対策の支援も受けられます。志望先が決まっていない方も、まずは無料で相談してみてください。
【3選】信用金庫の採用試験に落ちた原因

信用金庫の採用試験に落ちた。
筆記試験は問題なかったはずなのに、なんで?
地元出身者しか採用しないってこと?

地元出身者の方が信用金庫の就職に有利だと思います。
ですが、地元出身者以外にもチャンスはあるはず。
まずは落ちた原因を調べていきましょう。
信用金庫は地元出身者に有利です。ですが、採用試験に落ちた原因が「自分は地元出身じゃないから」と判断するのは早計です。
もしかすると、志望動機が浅い、業界のことがよく理解できていないなどと判断されて落ちた可能性もあります。
落ちた原因を分析して、今後の就職活動に活かしましょう。
以下では、信用金庫に落ちた人に多い3つの原因を紹介します。
志望動機が浅い
信用金庫は「地域とのつながり」を重視します。よくある例として、以下のような志望動機があります。
- 自分の好きな地域で働きたいと思ったからです
- 相互扶助という理念に共感したからです
- 中小企業を支援したいからです

よくある志望動機だよね。
なんでダメなの?

ダメではありませんが、動機が浅くて他の志望者と差別化できていません。
私が面接官なら、さらに掘り下げて具体的なお話を聞きたいですね。
志望動機を話すと「なぜそう思ったのですか?」と、深掘りされるでしょう。具体的に回答できないと「弊庫のことをよくわかっていないな。採用してもすぐに辞めてしまうかもしれない」と判断されかねません。
地元との関わりが伝わる言葉で補強することが重要です。
- 授業で◯◯市の商店街活性化プロジェクトに参加して地域に関心を持った
- ボランティア活動を通して困った人を支援する仕事をしたいと感じた
- 我が国の経済を支える中小企業を支援したいと感じた
上記でもまだ具体性に欠けるため、もっと肉付けする必要があります。
ちなみに私は下記のような志望動機を述べました。
地域の中小企業を支えられるような社会貢献性の高い仕事をしたいと感じたからです。私の実家では自営業を営んでおり、祖父母は朝4時から夜9時までずっと働き詰めでした。そこまで働いていても、資金繰りが上手くできておらず、お金の悩みを抱えていました。
そんな祖父母のようにお金の悩みを抱える事業主の方を支援できるような仕事に就きたいと考え、御庫を志望いたしました。
信用金庫と銀行の違いを理解していない
信用金庫と銀行の違いを説明できるようにしておきましょう。

信用金庫も銀行も同じじゃない?

根拠方、設立目的や組織形態が異なります。
両者の違いを自分の言葉で説明できるようにしておきましょう。
「金融業界に興味があります」と話しても、なぜ銀行ではなく信用金庫を選んだのかが語れないと、志望動機としては弱くなります。
地域密着・非営利・相互扶助といった信用金庫ならではの特徴を押さえ、志望理由に反映することが重要です。
私は就職活動の際に「〇〇銀行さんは受けていないの?」と、競合銀行の受験状況を聞かれたことがあります。受験していないことを伝えると「受験していないの?なんで?うちと同じようなことされている企業さんだよね?」と問われ、しどろもどろになってしまいました。後日、不採用の通知が届く結果に。
コミュニケーション力が低い
信用金庫の仕事は、ご年配の顧客との日常的な会話や、中小企業の経営者との信頼関係構築がカギとなります。そのため、面接では「丁寧で誠実なコミュニケーション」ができるかどうかが重視されます。
以下のような場合、評価が下がる可能性があります。
- 緊張して目が合わない
- 質問に対して的確な返答ができない
- 表情が固く受け答えが機械的
面接官からは「この子はお客さんとどんな接し方をするのかな」という目線で見られているはずです。採用面接では、自分の言葉で話せるように何度も練習しましょう。
信用金庫に受かる人の3つの特徴
- 信用金庫に応募したけれど落ちてしまった
- どんな人が受かるのか知りたい
上記の疑問を持つ方のために、元信用金庫職員の視点から、受かる人の共通点を解説します。
多くの企業と同様に信用金庫でも下記の質問を軸に面接されます。
- 自己PR
- 志望理由
受かるためには「なぜ信用金庫を選ぶのか?」という点が深く掘り下げる必要があります。
地元への思いを語れる人
信用金庫の職員に必要なのは「地元への思い」です。
たとえ地元出身でなくても、なぜこの地域で働きたいのか具体的な経験や価値観とセットで伝えられるかが重要です。
たとえば
- 学生時代の地域ボランティア経験
- 地元企業とのかかわりを持ったエピソード
- 家族や親族がこの地域で暮らしている
など、表面的な志望動機ではなく、「地元を選ぶ必然性」がある人が強いです。
素直で感じが良い人
信用金庫では、お客様との関係づくりが重要です。そのため採用担当が見ているのは、あなたの人柄と受け答えの印象。一緒に仕事をしたいと思えるかが重要です。
たとえば以下のような人。
- 笑顔で、相手の目を見て話せる
- 謙虚に学ぶ姿勢を見せる
- 自分の失敗を素直に話せる
優秀さより信頼されそうかが合否を分けます。
信用金庫の事業を理解している人
銀行ではなくなぜ信用金庫を選ぶのかという問いに回答できないと、落ちてしまうでしょう。
信用金庫は、地域密着・非営利・会員制という独自の仕組みがあります。受かる人は、その仕組みと理念に共感し、自分なりの言葉で説明できる人です。
- 「利益よりも地域貢献を優先する考えに共感しました」
- 「銀行よりも距離が近い存在として中小企業を支えたいと思った」
あなたの”志望理由”に、信用金庫にしかない価値観が反映されているかがポイントです。
内定をつかむための準備を始めよう
受かる人には戦略が必要です。信用金庫の内定を本気で取りに行くなら、以下のアクションをおすすめします。
- 地元への想いを言語化しておく
- 模擬面接で「伝え方」の練習を重ねる
- 信金と銀行の違いを説明できるようにする
さらに、信用金庫の採用動向を熟知した転職エージェントを活用すれば、非公開求人や面接対策の支援も受けられます。志望先が決まっていない方も、まずは無料で相談してみてください。
地元出身じゃなくても受かる|本気の想いが伝われば信用金庫は応えてくれる
「地元出身じゃない=信用金庫に落ちる」わけではありません。
「この地域で長く働きたい」「お客さまの力になりたい」
この思いが伝われば、信用金庫は必ずチャンスをくれます。逆にいえば、それが伝わらなければ地元出身者でも落ちます。だからこそ、あなたの経験や思いを”伝わる形”に整理して、再チャレンジしてください。
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