証券外務員資格の履歴書への書き方|就職・転職で有利にするためのコツを伝授
- 証券外務員って履歴書に書ける?
- 就職・転職で役に立つの?
証券外務員は金融商品の販売に必須の資格。就職・転職の際にも金融業界では一定の評価を受けます。
ただ、アピールするためには、正確に履歴書に記載する必要があります。
正しい記載方法は以下の通り。
◯年◯月◯日 日本証券業協会 一種外務員資格 取得
◯年◯月◯日 日本証券業協会 二種外務員資格 取得
本記事では履歴書への記載方法の他に、就職や転職でのアピール方法について金融機関に12年勤務した筆者が解説します。
- 証券外務員は履歴書に記載できる有益な資格
- 金融業界への就職・転職に役立つ
証券外務員資格の履歴書の正しい書き方
証券外務員資格は、履歴書の記載例は下記の通り。
◯年◯月◯日 日本証券業協会 一種外務員資格 取得
◯年◯月◯日 日本証券業協会 二種外務員資格 取得
一種・二種(種別)で携われる業務が異なります。採用担当が一目で分かるように、明確に記載しましょう。
取得年月を書いておきましょう。証券外務員資格は更新が必要な資格。入社後、更新が必要な可能性もあるため、記載しておく方が丁寧です。
主催団体は日本証券業協会。記載しておくとより丁寧な印象を与えられるでしょう。
証券外務員資格は履歴書でアピールできる
証券外務員資格は難易度が低い資格。ですから「履歴書に書いても意味ないじゃない?」と感じる人も多いようです。
しかし、金融資格の基礎資格。資格を保有していないと、携われない業務もあるため一定程度の評価はされます。きちんとアピールしましょう。
金融商品の取扱いができるため、採用する側としては安心材料。
能力が同じくらいで外務員資格保有者と非保有者ならば、保有者の方を採用したくなるでしょう。
アピールできる業界は金融
証券外務員資格をアピールできる業界は金融業界です。
- 証券会社
- 銀行
- 信用金庫
- 信用組合
- 保険会社
職種は営業・事務に関わらず役に立ちます。

金融業界では、ほぼ全員が必要な資格です。
二種を履歴書に記載するのは恥ずかしい?
証券外務員二種は簡単な資格。銀行に内定した学生が合格できるレベル。
ですから「二種を履歴書に記載するのは恥ずかしい」と感じる人も多いようです。
多くの人が簡単に取得できる普通運転免許証でも履歴書に書きますよね。
履歴書の資格欄には、客観的な情報を記載すれば構いませんん。

二種を保有していることを履歴書に記載して、悪影響はないでしょう。
一種まで取得がおすすめ
証券外務員は二種まで取得しておけば、業務に支障がある可能性は低いです。
デリバティブ取引も含めた業務に携われる一種まで取得しなくても、問題はないはず。
とはいえ、多くの金融機関では一種の資格まで取得することが求められます。
二種の取得後は間をおかずに、一種まで取得しておきましょう。一種は履歴書でよりアピールできます。
証券外務員資格は一生有効
証券外務員は一生有効です。
試験合格後に勤務先を通して登録が必要。登録後は、5年おきに更新研修が必要です。しかし、難しい試験ではなく、誰でも簡単にクリアできる研修。
つまり、一度資格を取得さえすれば、一生有効です。どの職場に行っても、持ち運べる資格として一生を通して役立つでしょう。
ただ、役に立つのはあくまで金融機関だけ。他の業界での認知度は低い資格ですから、注意しましょう。
証券外務員を取得するには
証券外務員を取得するには日本証券業協会の試験を受験する必要があります。
試験はCBT方式。パソコンを使用して、選択式で回答する試験です。
公式サイトから予約すれば、任意の日時と場所で受験できます。
自発的に受験する前に勤務先・内定先に受験スケジュールについて確認しておきましょう。
受験料・受験日程について会社ごとに取り決めがあるかもしれません。
証券外務員は履歴書でもアピールできる一生有効な資格
証券外務員資格は、金融業界で必須の資格として広く認知されています。一度取得すれば一生有効で、更新研修も比較的容易なため、長期的なキャリアにおいて価値のある資格といえます。
履歴書への記載方法を正しく理解し、自己PRと組み合わせることで、就職・転職活動において効果的なアピールポイントとなります。特に金融機関への就職を目指す方にとっては、必須の資格として考えておくべきでしょう。
また、金融業界以外でも、資格取得を通じて得た知識や学習姿勢をアピールすることで、自身の強みとして活用することができます。