相談しても解決しない・部下のフォローをしない上司|仕事を丸投げされた時の対処法を解説

- 上司がフォローをしてくれない
- 相談しても解決しないし、指示もくれない
上司がフォローをしてくれず困った経験はありませんか?
信用金庫で働いた私は何度も感じたことがあります。

通達文をそのまま回す
書類を全く検証しない
クレームが起きたら私のせいにする
こうした行為をする上司のもとで働いてきました。

なんで部下のことを助けない上司がいるんだろうね?
本記事では、上司が部下をフォローしない理由、仕事を丸投げされた時の対処法を解説します。
- 上司が部下をフォローしないのは能力不足だから
- 業務に取り組んだ経験が少ないから相談しても解決しない
- 仕事を丸投げされたら一旦差し戻すなど対策をとる

年功序列の会社によく見られる現象だと思います。
本記事では、信用金庫に12年間勤務し転職した私が解説します。

頼ればフォローしてくれる先輩たちの多い職場に転職しました。
部下のフォローをしない上司の特徴

なんで部下のフォローをしない上司がいるんだろう?

私の経験上
そもそも業務をよくわかっていない
あえて突き放すことを部下のためだと思っている
の2通りが多いです。
- 上司の指示通りに対応したのに、顧客から苦情を受けた
- 書類を回付したのに上司が検証せず、支店長に「ミスしている」と怒られた
- 異例取引に対して本部の担当者と直接交渉した
上記のような対応で上司がフォローしてくれず困ったことはありませんか?
私はフォローしないだけでなく「何をやっているんだ」と、怒られた経験があります。

甘えかもしれませんが、若い時はフォローして欲しかったです
以下では、私が出会った部下のフォローをしない上司の特徴を挙げます。
経験・知識が不足している
上司の業務経験・知識が不足しているため、部下をフォローができない場合があります。

経験や知識が不足しているのに、上司になれるの?

年功序列の会社では年数を重ねることで、知識不足でも昇進できる場合もあります。
また、昇進後と異なるポジションで働いていた場合は、部下をフォローするほどの能力が身に付いていない可能性も高いです。
例:外勤で働いていた→昇進し内勤になる
私が遭遇したフォローしてくれない上司は、知識・経験が不足しているケースが大半でした。
部下任せにしている
「部下の自主性を重視する」と言って、結果的に放置してしまうタイプです。

本当は業務知識がない
自分に自信がない
などの理由で部下に任せている可能性も考えられます。
仕事にやる気がない
そもそも仕事にやる気がないという上司もいます。
仕事にやる気がないため、部下の業務どころか自分の業務も満足にこなせていないケースがあります。

やる気ないなら辞めればいいのに。

この人いつも何やっているんだろう?と感じる人は、ごく稀にいます。
多忙でフォローする余裕がない
上司自身が仕事に追われ、部下のフォローまで手が回っていない可能性があります。

多忙な上司にフォローしてもらうのは申し訳ないよね。

人手不足で上司の業務量が多すぎるという可能性があります。
相談しても解決しない上司への具体的な対応策
部下のフォローをしてくれない上司にはどう対処すればいいのでしょうか。

部下から相談してみればいいんじゃないのかな?

相談しても解決しないケースがほとんどでしょう。
ですが、具体的に調べて提案すれば上司も無視ないはずです。
上司が動いてくれない以上、部下であるあなたが行動する必要があります。
以下では、フォローしてくれない上司に相談しても解決できない時の対応策を紹介します。
具体的な提案をする
「どうすればいいですか?」と丸投げするのではなく、「この方法で進めて問題ないでしょうか?」と提案すると、上司が判断しやすくなります。
- お客さんが怒っておられるんですが、どうしましょう?
- 期日が迫っていますが、どうすればいいでしょうか?
上記のように相談されても、上司も困惑してしまうでしょう。「自分で考えられないのか?」と、叱られてしまう可能性もあります。

「何も考えずに聞いてくる」=「人の時間を奪う」部下だと上司に思われかねません。
- 異例対応ですが、この対応であればお客様に納得いただけそうです。
- 本部と調整して本日中に処理すれば問題ありません。
など自分で考えて具体的な対応策を伝えましょう。
上司も自分に負担がかからないのであれば、嫌な顔をすることはないでしょう。

自分の意見を伝えれば、フォローしない上司ほど口うるさく指示をしないケースが多いです。
本部に確認する
直属の上司に相談しても解決しない場合は、本部に確認しましょう。

近くの他の上司に聞くのはダメなの?

他の上司に聞くと、直属の上司からすると気分が悪くないですか?
基本的には、私は融資担当をしていた際、審査部など本部の担当者へ直に質問していました。
「本部に聞いても回答してくれるの?」と、思った方がいるかもしれません。
私も当初本部に質問するのはためらいましたが、思ったより丁寧に回答してくれます。本部の担当者は、当然上司よりも詳しいです。

私は本部業務も経験がありますが、ミスをされるよりも事前に質問してもらった方がいいです。
メールやチャットで記録を残す
口頭の相談では流されやすいため、メールやチャットで伝えるのが効果的です。

メールやチャットを使用しない職場では、メモなどでもかまいません。
記録することを意識に残しましょう。
上司が部下を放置するときのNG行動
上司の対応に不満があるとき、次の行動は逆効果になるので注意しましょう。
- 感情的に文句を言う・・・上司の反感を買い、関係が悪化する恐れがあります。
- 勝手に自己判断で進める・・・万が一のトラブルで責任を押し付けられるリスクがあります。
- 周囲に悪口を広める・・・上司との関係が悪化します。

当然ながら上記のような行動は慎みましょう。
上司にうんざりした時の最終手段
フォローしてくれない・相談しても解決しない上司にうんざりしたなら、部署異動・転職するという手段もあります。
部署異動を申し出る
社内での人間関係が難しい場合、部署異動を申し出る方法もあります。

人事考課などのタイミングで、差し障りのない理由で部署異動を申し出ましょう。
転職する
「この上司のもとでは成長できない」と感じるなら、思い切って新しい職場を探すのも手です。
上司が頼りないなら自分が行動を変えてみよう
上司がフォローをしてくれない、相談しても解決しない状況が続くと、仕事のモチベーションは大きく低下します。
「自分が変わることで解決できるか?」を意識し、次の3つを実践してみましょう。
- 具体的な業務の提案をする
- 期限を区切って伝える
- 本部や上司に相談する
- 記録に残す
最終的に改善しない場合は、人事への相談や転職も視野に入れ、より良い環境を見つけることが大切です。