証券外務員の試験日と申込方法を解説|合格後は登録しないと販売できない
証券外務員の試験日は?
申込の方法は?
証券外務員は、証券会社で株式や投資信託などの金融商品を販売する際に必要な資格。試験は平日なら希望する日時に受験可能。当日はパソコンを使用して受験します。勤務先を通さずに受験した場合は、当日に合否結果がわかります。
本記事では証券外務員試験の受験方法や試験当日の流れ、合格後の手続きまでを詳しく解説。
これから証券外務員試験の受験を考えている方は、まず勤務先に確認することから始めましょう。
証券外務員試験は平日ならいつでも受験可能
個人で受験した場合合否は受験日当日にわかる
証券外務員の試験日
証券外務員の試験は、日本証券業協会(JSDA)が実施する資格試験です。試験会場は全国の主要都市にあるプロメトリックテストセンターで、コンピュータを使用したCBT方式で行われます。受験日は、平日であれば希望する日時を選んで予約することができます。
申込前に勤務先にチェック
証券外務員試験の申込みは、証券会社などの勤務先を通して受験する場合と、個人で直接申し込む場合があります。
勤務先を通して受験する場合は、受験料の負担や合格後の登録手続きなどについて、事前に確認しておくことが重要です。
勤務先を通して受験する際は、以下の点を確認しましょう。
- 受験料の会社負担の有無
- 受験申込みの手続き方法
- 合格後の外務員登録手続きの流れ
- 試験に向けた社内研修制度の有無
平日いつでも受験可能
証券外務員試験は、平日であれば希望する日時に受験できます。プロメトリックテストセンターの公式サイトから予約しましょう。
ただし、以下の点に注意が必要です。
- 土日祝日は原則として試験実施なし
- 会場によって営業時間が異なる場合あり
- 人気の時間帯は予約が取りにくいため、早めの予約を推奨
- 試験開始時刻の30分前までに会場に到着する必要あり
受験料の支払い方法はクレジットカード・コンビニ・Pay-easy
証券外務員試験の受験料は、一般受験の場合12,169円(税込)※1です。
支払い方法は、クレジットカード決済、コンビニエンスストア決済、Pay-easy(ペイジー)による銀行振込から選択できます。支払いが完了すると、試験予約が可能になります。
※1 2025年3月3日以降
合格発表
証券外務員試験の合格発表は、受験方法によって異なります。以下のような特徴があります:
個人受験の場合の合格発表
個人で直接申し込んで受験した場合は、試験終了後すぐに画面上で合否が表示されます。また、試験会場で合否通知書を受け取ることができます。
勤務先を通した受験の場合の合格発表
勤務先を通して受験した場合は、試験後すぐには結果がわかりません。勤務先に対して後日まとめて合格発表が行われ、その後、勤務先から結果が通知されます。
不合格時の再受験について
不合格となった場合は、一定の待機期間を経てから再受験することができます。この待機期間は、試験の種類や回数によって異なります。
試験に必要なもの
証券外務員試験を受験する際は、以下のものを必ず持参する必要があります。当日忘れ物があると受験できない可能性があるため、事前に準備をしっかりと行いましょう。
身分証明書
運転免許証、パスポート、マイナンバーカード、住民基本台帳カード、在留カード、特別永住者証明書、運転経歴証明書
受験票(プロメトリックテストセンターから送付される予約確認メール)
マスク(試験会場での着用が必要な場合があります)
筆記用具・電卓は持ち込み不可
上記の持ち物に加えて、試験会場での注意事項も確認しておきましょう。貴重品以外の私物は、会場内のロッカーに預ける必要があります。また、試験中は携帯電話やスマートフォンの電源を切る必要があります。
よくある質問
問題は一緒?
試験問題はランダムに出題されるため、受験者によって異なる問題が出題されます。ただし、出題範囲や難易度は同じ基準で設定されているので、公平な評価が可能です。CBT方式により、即座に採点・合否判定が行われます。
落ちたらどうなる?
証券外務員試験に不合格となった場合、以下のような対応が
- 再受験は30日後に可能
- 受験料は再度必要(12,169円)
- 再受験の回数制限はない
不合格となった場合は、試験結果を参考に弱点を把握し、十分な準備期間を設けて再受験することをおすすめします。
プロメトリックIDってなに
プロメトリックIDは、プロメトリックテストセンターで試験を受ける際に必要な個人識別番号です。初回受験時に自動的に発行され、同センターで実施される他の試験でも使用できます。このIDは受験履歴の管理や予約確認に利用されるため、忘れずに保管しておくことが重要です。
試験に合格したら
勤務先を通して外務員登録
証券外務員試験に合格したら、すぐに外務員登録の手続きを行う必要があります。この登録は、金融商品取引法に基づく法定手続きであり、登録なしでは実際の証券営業活動を行うことができません。登録手続きは通常、勤務先を通じて行われます。
5年ごとに更新研修が必要
更新研修は、証券外務員としての知識やスキルを最新の状態に保つために必要な制度です。この研修を受けないと資格が失効してしまうため、期限までに必ず受講する必要があります。研修は通常、オンラインで受講することができ、勤務先から案内があります。
次に取得すべき資格は
証券外務員の資格を取得した後は、さらなるキャリアアップのために証券アナリストや、ファイナンシャル・プランナーの資格取得を目指すことをおすすめします。
特に証券アナリストは、証券投資の専門家として高い評価を受ける資格であり、投資分析のスキルを深めることができます。
また、FP資格は顧客の総合的な資産運用相談に対応できるようになるため、証券外務員との相乗効果が期待できます。